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2020.03.01

  • 身体能力を高める

神経学で体幹トレーニングを考えた結果たどり着いた結論

神経学で体幹トレーニングを考えた結果たどり着いた結論

スポーツをやってて体幹トレーニングをする人はぜひ見てください。

半分私の気づきメモですが、結構役立つはずです。

体幹の安定とジョッキーの資質

よく言われているように、体幹の安定は、馬に乗るうえでもすごく大切です。

その理由は、単純に安定していれば馬が走りやすいと言うだけでなく、体幹が安定し、首が安定していると、視覚情報も安定するので、判断の質とスピードにも影響すると言うことです。

実は、競馬ではジョッキーの身体能力はあんまり勝敗に影響を与えません。

にも関わらず、私が身体的資質をこれだけ考えるのは、それが今話したような判断力であったり、更には自分のパーソナリティにまで大きな影響を与えるからです。

簡単な話、何をするにしても自分の脳を使わないことはない、そしてその働きは身体能力と連動しています。

神経学を考えると、それは紛れもない事実なのですが、一般的には中々受け入れられない考えらしく、体操のお兄さんに転職するのかい?なんてイジられますが、それもまた心地よいものです(笑)

体幹の安定とは?

ちょっと話はズレましたが……

体幹の安定と言うと、多くの人が腹筋のトレーニングを思い浮かべるのですが、それはちょっと違います。

もし、この記事を読んで下さっているトレーナーさんとかいましたら、コレ重要な事です。

本来、体幹って意識的に固めて作る物じゃありません。

大切なのは動きの中で体幹の安定を司る脳の働きです。

それには、小脳虫部や前庭小脳などが大きな役割を果たしているのですが、これらの働きは主に前庭脊髄路を介して体幹の伸筋群と繋がっています。

つまり、体幹の安定は伸筋の働きから考えるのが正解です。

体幹を安定させるためにしている事

更には、筋肉だけじゃなくって、視機能だったり、前庭器官の働きも、これらの脳の働きには重要になります。

ですから、私は前庭、眼、伸筋をセットでトレーニングしているのですが、棘筋を収縮させる事がうまくできませんでした。

棘筋は頸椎から胸椎の棘突起をつなぐ小さい脊柱起立筋なのですが、以前に胸椎を骨折した影響で、働きが悪く、それが前庭器官や眼の動きにも影響しているのは明らかです。

しかし、中々その感覚を取り戻すことができず、苦労していたのですが、今日そのヒントに気づいたのでメモします。

アスリートとしての気づき?

私は基本的に神経学で体を考えるのですが、もちろん体を考えるには物理的要素、すなわち機能解剖学的な要素も見逃せません。

そして、私が取り組んでいる「棘筋」は、胸椎の伸展が主な役割です。

しかし、胸椎を伸展させるためには、同時に腰椎を安定させなければいけません。

今までは胸椎の伸展のワークばかり取り組んできたのですが、今日その事にふと気づき、外腹斜筋、腹直筋、内腹斜筋のワークを取り入れたことで、棘筋の働きまで改善しました。

スポーツのトレーニングは知識が必要

結局腹筋してるんかい!って突っ込まれそうですが、大事なのは立った状態で腹筋の使い方を学習することです。

たぶん、一般的には仰向けで行いますよね。

だけど、人間の脳はスゴく特定的に動きを学習していくので、最終的には自分が改善したいポジションで筋肉の使い方を学習する必要があるんです。

その辺も含めて、まだまだ一般的には広まってない情報です。

だから筋トレはスポーツの上達に意味ない!みたいな議論があるわけですが……

ともあれ、そんな感じで知識を活用しながら騎手として上を目指して頑張りたいと思います!!

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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