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2017.05.16

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  • 脳と身体の仕組み

整体の効果は持続するの?コレだけは絶対に知って欲しい事実

整体の効果は持続するの?コレだけは絶対に知って欲しい事実

(この記事は、2019年1月31日に更新されました。)

こんにちは、現役アスリート&脳神経トレーナー。
そして、整体マニアの宮崎北斗です。

みなさんは、整体やカイロプラクティック、マッサージなどの後「あー身体が軽くなった!I痛みが取れた!」と感じたけれど、次の日すぐに戻ってしまった……..
そんな経験ありませんか?

僕はたくさんあります(笑)今まで、有名と言われる整体師やセラピストを訪ねて歩き、自らの慢性腰痛を見てもらってきました。中には一回10万円払った人もいました。

詳しくはプロフィールを見てね

しかし、誰一人として僕の腰痛を元から治すことは出来ませんでした。

それから自分で勉強を始め、自分の問題を解決する事ができたのですが………

今日はそんな経験から、整体の効果が持続しない理由とその対処法について書こうと思います。

整体の落とし穴!効果を持続するための対処法とは?

全ては脳の学習

スポーツを上達したり、新しい技能を身につけるには、自分で動かなければいけないのは、ほとんどの人が知っています。

しかし、身体の不調を治すということになると整体師に頼りきりということが多いのではないでしょうか?

なぜ、それではいけないのかと言うと、
「受け身の施術だけでは脳の学習になりにくい」からです

どこかに感じている、痛みや不調の根本原因は「あなたの体が日常生活に順応するために変化した結果」です。

整体に行くと、筋肉の働き方や動きのバランスが一時的に変わるので、痛みが取れたり、違和感が消えたりします。つまり、疲労を取り除くのに効果的です!

しかし….はたしてあなたの体は本当に変わったのでしょうか?

痛みと体の問題は別??

あなたの身体は長い時間をかけて今の動きのパターンを身につけてきました。

1日24時間、1週間168時間、その内の1時間や2時間人に触られただけで体が変わることを期待するのは現実的ではないですよね。

関連記事(wiki English):

Wolff’s law

Davis’s law 

身体は使って初めて自分の物になる

整体だけで体を変えるのは無理とお話ししましたが、整体自体を否定している訳ではありません。

正しい考え方を持つと、整体の効果を持続させる事ができます。

 
それには施術後に動くことです。
 

緊張している筋肉がほぐれたり、可動域が広がったり、体のバランスが整ったり。その効果は、自分の力で体を動かす事で定着しやすくなります。

と言っても、何をしたらよいのか?その為に時間をとるのも大変な事が多いと思います。そこで僕のオススメは、

身体の変化に意識を向けて歩く事です。

「どこが動きやすくなったのか?」

「どこの力が抜けているのか?」

「どこに力が入りやすくなったのか?」

「眼の見え方は変わったか?」

「体の重心はどこにあるのか?」

そんな事に注意を向けながら歩いてみて下さい。良い状態で歩くことは、みなさんが思っている以上に体に大きな影響を及ぼします。

誰もが無意識にしてるトレーニング

歩くという動作は、人間の最もベーシックな動きです。そのため、体に与える影響が最も大きい動作のひとつです。

歩く事ががどれほど身体に影響を与えるのか見て見ましょう。

Reference z-health R-phase material

During normal walking gait, we strike the ground with 2-3x our bodyweight.
僕たちは歩く時、体重の2から3倍の力で地面に接触しています。

We take an average of 3000 steps/day if we are SEDENTARY.
あまり動かない生活をしている人の平均歩数は約3000歩です。

So, a 80kg man who hits the ground with 3x bodyweight must deal with: 80 x 3 = 240, 240 x 3000 = 720,000kg of force EVERY DAY. This adds up to 5,040,000kg per week and 262,800,000kg per year. Do you think a small joint issue could become a major problem?
80キロの成人男性が歩く時に体重の3倍が身体に衝撃として伝わるとして計算すると、その合計は720000キロにもなります。
1週間では5040000キロ、年間262800000キロとなります。 小さな関節の問題がどれほど身体に影響してるか分かりますか?

Running increases the heel strike force to 6-9x bodyweight.Sprinting increases ground forces to 10-12x bodyweight.
ランニングではその衝撃は6から9倍になります。短距離走では10から12倍です。

体重80キロのあんまり動かない生活を送る人が、歩くことによって身体にかかる負荷は一日平均720000キロです。

これを超えるウェイトトレーニングをしてる人ってたぶんいないですよね(笑)
小さな身体の変化は力の伝わり方を変えます。これが身体に及ぼす影響って実は計り知れないんですね!
 

ジョイントモビリティドリル

また、一歩先に進んで体の問題を根本から改善していきたい人にオススメのトレーニングが、ジョイントモビリティトレーニングです。

ひとつひとつの関節の動きを学習し、体に染み付いた動きのパターンを再構築する事ができます。

整体と合わせて行うことで抜群に効果的です!

踵のモビリティドリル

足のモビリティドリル

股関節のモビリティドリル

手首のモビリティドリル

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事で、お話ししたことをまとめると。

1.整体(受け身の施術)だけで体を変えるのは不可能。
2.体の使い方を覚えることが一番大切。
3.整体後には体に意識を向けて歩く。

以前は僕も、ゴッドハンドの整体師に出会えれば体は変わるはず…..そんな風に考えてました。

もちろん、素晴らしい技術をお持ちの整体師さんはたくさんいます。しかし、何よりも自分の体に変化を起こせたのは、自分の動きのパターンを変えたときでした。

整体で身体のために時間をかけたときは、是非その後の過ごし方にも少しだけ意識を向けて見てください。きっとあなたの体は更に進化できるはずです!

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この記事をかいた人

宮崎 ほくと

宮崎 ほくと

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。

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