【新事実】〇〇を知らなきゃ姿勢は変わらない!!

脳科学, 姿勢

悪い姿勢?良い姿勢?

誰かに教わった訳ではないのに、その違いを私たちは無意識に認識しています。

「この人はしっかりした人だ」
「この人は信頼できそう」
「この人は仕事ができる」

良い姿勢は、間違いなく人に好印象を与えるもの!

しかし正直に言います。

【姿勢を意志の力で改善するのは不可能です。】

「姿勢は自分で正すもの」そんな考えを抱きがちですが、良い姿勢には、私たちの脳、その中でも無意識とされる部分が多く関わっているのです。

今回は、良い姿勢に欠かせない脳の構造「橋延髄網様体(きょうえんずいもうようたい)」についてお話したいと思います。

姿勢と脳科学

姿勢はあなたを映す鏡

姿勢の良し悪しが人の印象を変えてしまう。

私たちのカラダは、脳の派生物です。

気づいて無くとも脳内に起こる事の多くは、体に反映されてきます。

・眼の動き

・呼吸

・血圧

・体温

そして姿勢もそのひとつ。

姿勢は、生命維持機能を司る脳の箇所と深い関係があります。

その為、姿勢にはその人が潜在的に持っているバイタリティー健康状態が表れてる事を私たちは無意識にも自覚しています。

 

その証拠に、極度の疲労に襲われているとき、良い姿勢を保つのはすごく困難な事です。それは誰しもが経験する事ですが、問題となるのは慢性的に姿勢が悪くなっていること。

 

では一体なぜ、姿勢は悪くなるのでしょうか??

脳の構造

私たちが脳の話をする時に最も注目を集めるのは皮質(ひしつ)と呼ばれる箇所。いわゆる人間を人間たらしめる部分です。

これからお話するのは、そういった高次の機能、意識的な感覚や動き、思考を司る部分とは対照的に、無意識で、生命維持を主に担っている箇所です。

脳と姿勢

見ていただくと分かるように、脳の構造は、に例えられます外側の大脳皮質(だいのうひしつ)は枝や葉っぱ。生命活動を司る中心部が幹。

 

それ故に、この部分は脳幹(のうかん)と呼ばれています。

 

まず知って頂きたいのは、栄養が行き渡る順番。心臓に近い部分、エネルギー供給が真っ先に行われる部分は幹。私たちの思考を司る前頭葉(ぜんとうよう)は最も遠いところに位置しているのがわかりますね。

 

私たちが体を動かす時、その指令は前頭葉で作られます。

 

 

そしてその指令は、体に伝わる過程で必ず脳幹(のうかん)を通過し、また、体から登ってくる感覚も、脳幹を通過します。

 

 

一箇所の脳の働きは、そこを通過するシグナル全てに影響を与えることから、脳幹の働きは、体の動きや姿勢に大きな影響を与えている言う事です。

網様体(もうようたい)って何?

話を姿勢に戻しましょう。

多くの場合、悪い姿勢と言ってイメージするのは次のような体勢ですよね?

・猫背

・肩が丸まる

・頭が前に出る

・足が開く

脳幹には「網様体(もうようたい)」と言う神経核のネットワークがあります。

そしてこの部分には、悪い姿勢を作っている時の【筋肉の余計な働き】を抑える役割があります。

胸椎(きょうつい)6番から上の屈筋(くっきん)を抑制

胸椎(きょうつい)6番から下の伸筋(しんきん)を抑制

言い換えると、姿勢が崩れている人は、「網様体(もうようたい)が充分に機能していない可能性がある」という事です。

網様体の仕事は他にもあります。

・血流を抑制する事

・筋肉の安静時の緊張度合いを調整する事

・上半身の屈筋・下半身の伸筋を抑制する事

・交感神経を抑制する事

・痛みを抑制する事

つまり、網様体の働きが悪くなると、交感神経優位、姿勢が悪い、血圧が高い、痛みを感じやすい、なんて事になります。

 

ほとんどの人で、思い当たる節があるのではないでしょうか??

 

 

姿勢,網様体

そしてもう一つ大切な事があります。

それは、「網様体(もうようたい)は左右別々に存在する」という事です。

網様体,もうようたい

自分の体を鏡で真横から見て見て下さい。

どちらか片側の姿勢が悪く見えませんか?

また、血圧を左右別々に測定すると、片側の血圧が高いことが多くあります。

網様体の働きはなぜ悪くなるのか?

脳は使うか失うかの器官と呼ばれていて、使用頻度がその働きに大きく影響します。

神経細胞(ニューロン)が生きていくには、栄養と刺激が必要です。刺激が足りなくなったニューロンは退化のプロセスを辿ることになります。

網様体(もうようたい)を考えると、体を動かす事や、脳神経(のうしんけい)の働きが、その活動に大きく関わります。

顔の筋肉の左右差

顎や歯の問題

・聴覚の問題

・バランスの問題

・おなかの問題

これらは、全て脳神経が関わる機能です。
つまり、姿勢の悪さはこれらの問題から来ている事が多くあります。

究極を言うと、網様体の働きを悪くしている原因は人それぞれです。
それは、個別に詳しくチェックしないと分らないのですが、皆さんには是非試してほしい網様体にアプローチするエクササイズがあります。

まずはこちらの動画を是非チェックしてみて下さい!

このエクササイズで、肩の動きや痛みが良くなるのは、網様体の働きが変わって筋肉のバランス、肩のポジションが良くなるからです!

まとめ

今回は姿勢をコントロールしている脳の働きと言う事で、お話させて頂きました。

姿勢に関わる脳の働きはこれだけではありませんが、いずれにしても一般的に言われているように、意識の力で根本から姿勢を変えるのはほぼ不可能です。
かえって不自然な格好になったり、気を抜いた瞬間元の悪い姿勢に戻ってしまいます。

 

 

私たちは努力で何でも変えられると思いがちな傾向にありますが、何事も賢く努力を重ねることが大切です。

 

 

そしてどう言うわけか、トレーニングに関してはその傾向が強いように思われます。

 

 

ただ、体を動かせば、重りを持ち上げれば筋肉がつく、健康になる……人間の体はそんなに単純ではありません。

 

 

しかし、カラダを変える事は、自分の脳の基盤となる構造を変える事。

 

カラダが変わると人生も変わります!

正しい知識で、自分のカラダと向き合いましょう。

まずは、ここから↓

次回もお楽しみに。

脳科学, 姿勢

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ABOUTこの記事をかいた人

H.K.T

〜馬とはカラダで会話する〜究極の【人馬一体】を目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング・整体・ボディーワークを経験。自ら渡米し最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。