体は一瞬で変わる!脳のボディマップとは?

 
(この記事は2019年2月6日に更新されました)
 

みなさんこんにちは!宮崎北斗です。

宮崎北斗 

今日は、ちょっとディープなテーマ。にアプローチするトレーニング方法についてお話したいと思います。

 
後半では、1分とかからず出来るエクササイズで、身体が即座に変化する事(例として柔軟性)を体感して頂こうと思います。

 

体は一瞬で変わる!~脳のボディマップとは?~

 

脳のバーチャルマップとは?

 

僕たちの脳は、神経からの情報をもとに「体のバーチャルマップ」を作ります。

そのマップを表現した人形をホムンクルスと言います。

脳のボディマップ

これは文字通り、体の地図のようなもので、僕たちはこの地図情報をもとに体を動かしています。

 

今日お話しするのは、この地図の精度と体の動きの関係です。

地図は必ずしも正確じゃない

 

体の地図ホムンクルスは神経からの情報が不足すると不鮮明な状態になります。

不鮮明なホムンクルス

学術記事:脳科学から見た脳内身体表現への介入

一部分が不鮮明な地図では、スムーズに目的地までたどり着けませんよね??

身体も同じで、不鮮明な地図では、様々な不具合が起こります。
 

「身体が硬い」

「どこかが痛い」

「うまく力が入らない」

こういった問題は、体の地図の精度が影響してるのです!

 

センサリーモーターアムニジアとは

 

体の地図が正確でなくなるのは神経からの情報が不足している時です。

 

どんな時に神経からの感覚情報が不足するのかというと、体の一部をしばらく動かさなかったときです。

 

脳は使うか失うかの器官と呼ばれていて、その効率維持のためしばらく使われなかった機能を失っていきます。そのため「しばらく動かなかった箇所」は脳によって忘れられてしまいます。

これをセンサリーモーターアムニジアと言います。

センサリーモーターアムニジア

 

センサリーモーターアムニジアがある箇所は、極端に情報が不足するので、体の地図の精度にかなりの影響を与えます。 

地図の精度を上げる

マップの精度を上げるためにはどうしたら良いの??

それには….神経を刺激して情報を補う事です。

全身にはたくさんの種類の神経がありますが、体の地図を作るのに大切な役割を果たしている『運動受容器』は、関節を動かすことで刺激できます。 

 

感覚入力

今日みなさんに試して頂きたいのは、ほとんどの人がセンサリーモーターアムニジアを抱えている場所です。

ほんの少し動かすだけでも、体の変化を実感できるかもしれません!

参考文献: 感覚入力における姿勢変化

踵のモビリティトレーニング

 

ここで試して頂きたいのは、踵の関節のエクササイズです。
 
踵は、「靴を履く」という文化のせいで、極端に動きが悪くなりがちな関節の一つです。

靴が体に悪い

関連記事:体に不調を作る3つの日用品

その影響は、多くの場合ハムストリングスにでます。

 

1. 前屈の硬さをチェックします。
 

膝を伸ばして、身体を前に倒します。
2~3回行い「どこまで行けるか」を覚えておきます。
 前屈のテスト

2. 『かかと』の関節の位置を確認します

どこにあるのかというと……. 外側のくるぶしから踵に向かって斜めに伸ばした線の真ん中、この奥にあります。

距骨下関節

 

まず、外側の皮膚から擦る(こする)ように皮膚の神経から刺激を与えます。
「あぁ、このあたりに関節があるんだな」と感じてください。
 
 
内側にもあります。同じように内くるぶしから踵に向かって伸ばした線の真ん中です。
左右の足の皮膚を触ってみて、感覚が鈍い方があれば、その部分を重点的に触って刺激します。

距骨下関節
 

 

3. 踵を外に動かす

終わったら、立ち上がって軽く片方の足を前に出しましょう。

 

今触った部分に体重を乗せるように、ゆっくり踵を外に倒していきます。

踵エクササイズ

動いている部分を感じながら、三回繰り返します

反対の足も同じ様に行います。

この時下を見ずに、出来るだけ真っ直ぐの姿勢を保って下さい。

3. 前屈をもう一度チェックする 

最初と同じ様に、前屈の硬さをチェックします。柔らかくなりましたか?

前屈の可動域

もし、変わらないようであれば次のステップに進みます。

柔らかくなった場合も、試していただいてOKです。

4. 踵を内側に動かす

次は内側です。

 

まっすぐに戻ってから、反対の足を外側に一歩踏み出します。

 
 
踏み出した足の膝を軽く曲げながら、今度は踵を内側に倒していきます。

 

踵のエクササイズ

さっき触った踵の内側が開くのを感じて下さい。これもゆっくり3回繰り返します。

ポイントは、動かしている部分を意識的に感じる事です。
 
そして、最後にもう一度前屈をチェックしてみて下さい。

前屈の可動域

まとめ

いかがでしたか?

恐らく、普段しない動きですので、違和感を感じると思います。でも、実はこの違和感が大切です。
なぜなら、それこそがセンサリーモーターアム二ジアの証拠だからです。

 
また、その状態でしばらく歩いてみます。
身体に敏感な人では、体重の乗り方バランス歩く音、スピードなどが変化するのを感じられると思います。
 
 
もし、痛みを感じる様であれば直ちに中止するか、痛みのでない可動域とスピードで続けて下さい。
気に入ったら、1日3回、定期的に行う事をオススメします!勉強と同じく、繰り返し行うことで脳に定着させて行くことが可能です。
 
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動画でも詳しくエクササイズを紹介しています↓

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3 件のコメント

  • 最近こちらのサイトを拝見してとても興味ぶかく読ませていただいています。
    踵のモビリティトレーニングをやってみましたが、直後に足の軽さや安定感が格段によくなって驚きました!
    z-healthの理論はこれまでのトレーニング理論とは一線を画したポテンショナルがあるようです。
    このトレーニングは座った状態でおこなっても同様の効果がでるのでしょうか?それとも立位で行うことに
    脳のマッピングへの優位性があるのでしょうか?

    • コメントありがとうございます。
      脳には特異性の法則というものがあります。自分が行っている事を忠実に学習するという法則です。
      その観点から言うと、座った状態で踵を動かしても立ち姿勢や歩きに影響は出にくいと言えます。
      しかし、座った状態で動かし方を学習してから立った状態に移行するのはありです(^_^)

  • 丁寧な返信ありがとうございます!特異性の法則というのですね。頭の位置を高く練習を続けています。
    短時間で足首の関節の動きを2~3回感じるというだけで、足取りが軽くなるし、いろいろやっても改善しなかった腰や背中の不調感がアレ?なんかなくなったぞ?という嬉しい変化がでてます。普段意識しない関節を意識化することってすごく効果ありますね!

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    H.K.T

    究極のカラダを目指す現役JRA騎手。日本で様々なトレーニング、整体を経験するも、全く効果を得られず自ら勉強する事を決意。アメリカにて最新の脳神経学に基づくトレーニング理論を学ぶ。日本のリハビリ業界に革命を起こすために奮闘中!