身体は一瞬で変わる!?~脳のマッピングとは~

 
 
(この記事は2017年7月27日に更新されました)
 
 

今日は、身体の動きをどの様に認識し、制御しているのかを、お話したいと思います。

 
 
後半では、1分とかからず出来るエクササイズで、身体が即座に変化する事(例として柔軟性)を、ご自身で体感して頂こうと思います。

 

是非、楽しんでお読みください。

 

 

身体は一瞬で変わる!?~脳のマッピングに変化起こす方法~

 

脳の3Dマップとは?

 

あなたは、固有受容器(proprioseption) という言葉をご存知でしょうか?

これは、脳幹や大脳基底核などが、全身の感覚情報をまとめる仕組みの事を意味します。

全身にはたくさんの神経が張り巡らされてますよね?

意識してるしてないに関わらず、これらの神経からは絶えず膨大な量の情報が送られてきます。

固有受容器とは、これらを統合して「時間と空間における全身の3Dマップ」を作る仕組みなのです。

 


 

そして私たちは、このマップを頼りに身体を動かします。

前頭葉で考えられた動作はマップに照らし合わせられ、最も効率のよい方法で実際の動きとなるのです。
 
つまり、マップの精度が身体の動きに大きく影響している事がわかります。

しかし….!!

十分に鮮明なマップを作るための「感覚情報」はしばしば不足します。

一部分が不鮮明な地図では、スムーズに目的地までたどり着けません。
身体も同じで、不鮮明なマップでは先が予測できず、思ったような動きができないのです。
 

それだけではなく、身体の硬さや痛み、うまく力が出ない等の原因となるのです。

 

マップの精度を上げる

では、マップの精度を上げるためにはどうしたら良いのでしょうか??

それには、全身の神経を刺激して上げることです。その中でも、動きを感知する運動受容器を刺激することが大切です。

運動受容器は関節に最も多く存在します。

つまり、全身の関節を動かして上げることでマップの精度を上げることができます。

理想は全身の関節を一通り動かす事です。(すべての関節を動かすジョイントモビリティトレーニングがあります)

しかし、その中でも特にマップの精度を上げるポテンシャルを持つ箇所というのがあります。

それが、センサリーモーターアムニジアです。

センサリーモーターアムニジアとは

脳は「しばらく動かさなかった可動域」を忘れてしまいます。これを、センサリーモーターアムニジアといいます。

こういった箇所は極端に情報が不足しているので、マップの精度にかなりの影響を与えます。 

どこにあるのかは人それぞれですが、現代人の生活様式から、ほとんどの人が動かしていない関節と言う物があります。

今日はそれを一つお伝えします。

こういった可動域は、たった一度の動きで即座にマップに反映される為、一瞬で可動域や筋力、バランス、姿勢、視野等に、変化が起こるのです。

踵のモビリティトレーニング

ここで試して頂きたいのは、踵の関節のエクササイズです。
 
踵は、「靴を履く」という文化のせいで、極端に動きが悪くなりがちな関節の一つです。

その影響は、多くの場合ハムストリングスにでます。

 

1. 前屈の硬さをチェックします。
 

膝を伸ばして、身体を前に倒します。
2~3回行い「どこまで行けるか」を覚えておきます。
 

2. 『かかと』の関節の位置を確認します

どこにあるのかというと……. 外側のくるぶしから踵に向かって斜めに伸ばした線の真ん中、この奥にあります。

 

 

まず、外側の皮膚から擦る(こする)ように皮膚の神経から刺激を与えます。
「あぁ、このあたりに関節があるんだな」と感じてください。
 
 
内側にもあります。同じように内くるぶしから踵に向かって伸ばした線の真ん中です。
左右の足の皮膚を触ってみて、感覚が鈍い方があれば、その部分を重点的に触って刺激します。


 

 

3. 踵を外に動かす

終わったら、立ち上がって軽く片方の足を前に出しましょう。

 

今触った部分に体重を乗せるように、ゆっくり踵を外に倒していきます。

動いている部分を感じながら、三回繰り返します

反対の足も同じ様に行います。

この時下を見ずに、出来るだけ真っ直ぐの姿勢を保って下さい。

3. 前屈をもう一度チェックする 

最初と同じ様に、前屈の硬さをチェックします。柔らかくなりましたか?

もし、変わらないようであれば次のステップに進みます。

柔らかくなった場合も、試していただいてOKです。

4. 踵を内側に動かす

次は内側です。

 

まっすぐに戻ってから、反対の足を外側に一歩踏み出します。

 
 
踏み出した足の膝を軽く曲げながら、今度は踵を内側に倒していきます。

 

さっき触った踵の内側が開くのを感じて下さい。これもゆっくり3回繰り返します。

 

ポイントは、動かしている部分を意識的に感じる事です。
 
そして、最後にもう一度前屈をチェックしてみて下さい。

まとめ

いかがでしたか?

恐らく、普段しない動きですので、違和感を感じると思います。でも、実はこの違和感が大切です。
なぜなら、それこそがセンサリーモーターアム二ジアの証拠だからです。

 
また、その状態でしばらく歩いてみます。
身体に敏感な人では、体重の乗り方バランス歩く音、スピードなどが変化するのを感じられると思います。
 
 
もし、痛みを感じる様であれば直ちに中止するか、痛みのでない可動域とスピードで続けて下さい。
気に入ったら、1日3回、定期的に行う事をオススメします!勉強と同じく、繰り返し行うことで脳に定着させて行くことが可能です。
 
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