可動域が広がれば筋力も上がる!?関節運動反射とは。

(この記事は2017年6月20日に更新されました。)

 

動きの良い関節は、強い筋肉をつくる??

 

今日は、
「関節の可動性」「筋力」
あまり一緒に語られることのない、このふたつの関係についてお話ししたいと思います。

トレーニングやエクササイズで最大の効果を得たいと思っているあなた。是非ご覧下さい。

 

 

可動域が広がれば筋力も上がる!?関節運動反射とは

関節運動反射??

 

1956年 アメリカピッツバーグ大学医学部の研究員により、関節運動反射(ArthroKinetlc reflex) の理論が提唱されました。

 

その内容とは『関節の動きそのものが、関連する筋肉を反射的に活性化、又は抑制している』という事でした。
 

しかし、最近になりZ-healthの創始者であるDr’ Erick cobb がこの発見の解釈をひとつ進ませ、「関節の可動を良くすることが、筋力やパフォーマンスを上げ、慢性痛の改善にも有効である」と結論づけたのです。

未だに僅かな人しか知らない重大な発見を、これから詳しく見ていきたいと思います。

 

神経のインプットとアウトプット

人間の身体に張り巡らされている神経には大きく分けて〈インプット〉〈アウトプット〉の二種類があります。

〈インプット〉とは触られたり、身体が今どんな状態にあるのかを感じる神経のこと。(感覚神経)

〈アウトプット〉は筋肉に指令を伝える神経のことを指します。(運動神経)

 

この二つはインプットの情報を元にアウトプットを自動で調整しているという関係にあります。

 

例えば、割れやすい卵と10キロの重りを持ち上げるのに使う力は全く違いますが、全ては無意識の内にコントロールされています。
言い換えれば、身体を動かすためには身体を正確に感じられている必要があると言うことです。

 
 

しかし、関節が圧迫されたり動きが悪くなると、神経が阻害され、アウトプットに必要な情報が不足します。
その結果、脳は全身の筋力発揮にリミットをかけるのです。

 
 
先が見えない暗闇の中を全力でダッシュできないですよね?
身体も同じです。分からないものに対しては全力を出してケガなどしない様に、自らブレーキをかけてしまいます。

 

 

トレーニングで筋力が下がる??

これをトレーニングに当てはめてみると、面白いことがわかります。

 

例えば、ウェイトトレーニング。
歯を食いしばって、全身「力みながら」持ち上げる事で無意識に関節を圧迫し、この反射を起こしています。

 
 
また、多くのトレーニングで決まりきった可動域しか動かしません。そのようなトレーニングでは、筋肉は一方向に「こわ張り」を作り、関節の動きを悪くします。

 
 
バランスボールなど不安定な物の上で耐えるようなトレーニングも同じです。動かないように耐える事で、関節は圧迫されがちです。
(バランス感覚は、前庭器官を直接刺激するトレーニングが必須)
 
 
この様に、せっかくトレーニングをしても、プラスマイナスゼロの効果では本末転倒ですよね。
 

 

簡単に筋力を上げる方法

逆に、正しく理解すると簡単に筋力を上げる事もできます。

 
 
それには、自分の力で関節を多くの方向へ動かしてあげる事です。

 
 
多くの関節は、僕たちが思っている以上に様々な動きが可能です。

 
 
股関節は内捻り、外捻りを加えた状態で360度動けます。
同じように肩関節を全方向へ動かした事はありますか?
肩甲骨はスムーズに動くでしょうか?
胸椎腰椎頸椎を分けて動かせますか?
手や足の細かい骨の動かし方を知ってますか?

 
 
この様に、関節の可動性をひとつひとつ見ていくと筋力アップに物凄いポテンシャルを秘めている事が分かります。

 
 
沢山の可動域を動かしてあげる事で、関節の動きは総体的に良くなります。その結果、脳は身体への信頼感を増すことから、筋力を発揮できるようになると言うわけです。

 

身体への気づき=動きへの気づき。

 

 
以上を踏まえ僕がオススメしたいのは「筋トレをする前に可動性をトレーニングする」という事です。

 

 

全身のあらゆる関節のあらゆる可動域を自分の体の重さで動かしていく事がスタートラインとしては最適です。

 

具体的なエクササイズ方法は「ジョイントモビリティドリル」と言う名前でブログで順次紹介していきます。是非、自分の身体を模索してみて下さい。

 
 
また、こんな考え方もできます。

 

トレーニングをしようと思ったら、自分に新しい動きを気付かせてくれるエクササイズを選びましょう!

 
 
ヨガやピラティス、エアロビクス、ダンスなど。自分の中に新しい動きを発見出来たとき、身体は自然に強くなれるのです!

 

しなやかな動き(可動性のある関節)は強い筋肉をも作るというお話でした。